瘋癲読書日記 [2021年9月日]
資本論第二巻、岩波文庫版では資本論(四)
序文(エンゲルス)p7
既存の経済学への批判とマルクスに対する批判に応えている。
ラヴォアジェp29
第二巻 資本の流通過程
第一篇 資本の諸変態とそれらの循環p41
第一章 貨幣資本の循環p41
第一段階 G-W 貨幣ー商品、第ニ段階 WーG
貨幣資本の循環 GーW---P---W'ーG'、W'ーG'は剰余価値によって増殖したW-G p41
第一節 第一段階。G-W p42
労働力:A、生産手段:Pm、買わるべき商品額:W=A+Pm、W<A、Pm p43
「貨幣資本・・・二つの誤謬・・・(貨幣が資本と混同される)・・」p52は、わかりにくいが、「奴隷売買も・・奴隷制・・貨幣・・」p52で納得できる(気がする)。
GーW---P---W'ーG' p54、Pは Produktion のPか
第二節 第二段階。生産資本の機能 p55
資本の生産段階の開始
生産物は商品であるだけではなく、剰余価値という実を結んだ商品てある。その価値はP+M p60、P:生産資本の価値、M:生産資本によって産み出された剰余価値
第三節 第三段階。W'-G' p60
W'=W+w(=422ポンド+78ポンド)、WはP(生産資本の価値)に等しい
W'ーG'=(W+w)ー(G+g)、GーW<A,Pm---P---(W+w)ー(G+g)となる p65
商品量は商業資本 p66
貨幣資本 P69
貨幣資本も商品資本も、資本の存在様式・・一方は貨幣状態における資本であり、他方は商品形態における資本である。p76
第四節 総循環 p77
この節にも解りにくいことが多い。
停滞・・・退蔵貨幣、労働力が就業することなく残る、売れないで堆積した商品p79
交通業p81
運輸業の売るものは、場所の変更p82
(2)生産段階Pの機能は、・・流通GーW---W'ーG'の二つの段階の中断をなし、この流通は、また単純な流通GーWーG'の媒介であるにすぎない。p85
(4)・・・貨幣資本の循環は、価値増殖と蓄積の過程のみを表現する。p86
第三に、・・・p92

第ニ章 生産資本の循環p94
生産資本の循環は、P---W'ーG'ーW---…P
Pの機能はGーWとW'ーG'との媒介物
WーG(GーW、WーG)
第一節 単純再生産p95
単純再生産を仮定すると全。余剰価値が資本家の個人的消費に入る。p96
・・そこで恐慌が始まる。・・個人的消費のための需要の直接のげんしょにおいてではなく、資本対資本の交換の減退、資本の再生産過程の減退においてである。p113
第ニ節 蓄積および拡大された規模における再生産p115
剰余価値は、退蔵貨幣に凝縮し、この形態で潜在的貨幣資本を形成する。
P---W'ーG'ーW'〈A.Pm---P'・・・成長した生産資本として、第ニの循環を開始する、p117
第三節 貨幣蓄積p122
金メッキされた剰余価値g
gの一定の最少限量
形成過程にあり成長過程にある退蔵貨幣の形態でのみ存在p123
銀行における利付よきんや手形や・・有価証券の形態は・・・産業資本の外部で、特殊の資本機能を行うp125
第四節 予備金p125
貨幣蓄積基金
P---W'ーG'.GーW〈A.Pm---P(P')・  p127

第三章 商品資本の循環p128
W'ーG'ーW---P---W'.
石炭や機械等は・・商品資本である。
商品資本の循環は、・・商品形態で増加された資本価値をもって開始される・・p129
WーW'は産業資本の全体運動として示される唯一の循環である。
収入としての剰余価値の支出・・p145

第四章 循環過程の三つの形p149
Ckを総流通過程とすれば、
T) GーW---P---W'ーG' U) P---Ck---P Ck---P(W)
・・諸革命・・、・・価値革命・・p156
・・貨幣資本は拘束される。・・貨幣資本は解放される。p159
自然経済、貨幣経済および信用経済 p170
需要の充足と供給 p172
彼の総資本にたいする可変資本の比率、すなわちv:Cによって規定され、p174

V p174
資本家の需要の最大限は、C=c+vであるが、彼の供給はc+v+mである。p174
全剰余価値g、元来の資本量C p176
享楽家、資本主義的生産の非存在、産業資本家そのものの非存在p177
予備資本、蓄積、退蔵貨幣p177
貨幣等価、商品等価、p178

第五章 流通期間 p179
資本がその循環を描く全期間は、生産期間と流通期間の合計に等しい。
平均耐久期間p182
流通期間が・・ゼロに近づけば近づくほど、・・資本の生産性と自己増殖とは、ますます大きくなる。p184

第六章 流通費 p190
第一節 純粋な流通費
一  売買期間 
「両雄相会すれば激戦を生ず」 p191
石炭を燃焼として使用するためには、石炭を固形からガス状にしなねればならない、p191
時間は・・・商品形態から貨幣形態に転化するに必要な費用である。p195
二 簿記 p196
ペン、インク、紙、机、事務所費 

三 貨幣 p199
個人的または生産的消費に入るように定められた富の素材的姿態であり、使用価値である。
貨幣商品としての金、銀は、p200

第ニ節 保管費 p201
社会にとっては生産の空費に属する諸費用が、個別資本家にとっては、致富の源泉
一 在庫形成一般p202
生産物は商品在庫を形成p202、目的に反する不本意な市場滞留p203、流通費に数えられる諸費用の原因・・商品を高価にするp204
石炭在庫、運輸交通機関の発展、信用制度の発達、半製品p209p210
ニ 本来の商品在庫 p211
すべての商品は・・商品資本も・・それらの生産部面から直接に生産的または個人的消費に入らず、したがってその中間で市場にあるかぎりでは、商品在庫の一要素をなすものである。
社会の大部分が賃金労働者に転化される、p212 社会的富の失費p213 これらの費用がどこまで諸商品の価値に入るかp213 非自発的在庫形成、自発的在庫形成p215 
在庫はたえず更新されねばならない、それはたえず分解されるからである。p216
第三節 運輸費 p219
運輸労働を介しての価値追加p220
運輸業は、一面では独立の一生産部門をなしp233
第一節 形態上の区別 p231
第ニ篇 資本の回転 p225

第七章 回転期間と回転度数 
T G---G'、U P---P、V W'---W' 
回転期間の度量単位として飲むよう一年をUとし、一定の資本の回転期間をuとし、その資本の回転数nとすれば、n=U/u  p220

第八章 固定資本と流動資本 p231
第一節 形態上の区別 
アダム・スミス等に対する批判なのだろうが、この項もわかりにくい。
それでネツトで確認した。
不変資本(生産諸手段)は建物、機械等(労働手段)と原料、補助材料(労働対象)
可変資本(労働力)は労働力
一方
建物、機械等(労働手段)は固定資本
原料、補助材料(労働対象)と労働力は流動資本
土地改良、家畜 p235.238
(1)固定資本および流動資本という形態規定は、・・生産資本の回転の差異からのみ生ずる。 p245
(2)固定資本が一回回転する時間中に、流動資本は何回も回転する。
(3)固定資本に投ぜられた生産資本価値部分は、・・全部が一度に前貸しされにいる。生産手段現物形態への貨幣の再転化は、生産手段が全く、使いつくされた、その機能期間の終局において初めて行われる。
(4)流動資本の諸要素は、たえず現物で更新される。 p248
ykbdataさんのHPがわかり易い。

第ニ節 固定資本の構成部分、補填、修繕、蓄積 p248
賃貸される家屋その他の物件 p260
貨幣予備基金 p261
修繕と補填・・・p265

第九章 前貸資本の総回転。回転の循環 p269
(1) 前貸資本の総回転は、その種々の構成成分の平均回転である。
恐慌はつねに一大新投資の出発点をなす。 p273

第一〇章 固定資本と流動資本にかんする諸理論。 重農学派とアダム・スミス p278
スミスは・・・遠くケネーに及ばない。 p280
いかにして利潤が生じるのかは、全然見当がつかない。 p284
流動資本と商品資本とを混同 p296
労働力は決して資本ではない。
流動資本と商品資本とを混同 p305
労働者のための生活手段に支出されるということを、流動資本の本質的規定とみなした p316

第一一章 固定資本と流動資本にかんする諸理論。リカード p317
労働賃金の率が物価に影響を及ぼす場合を説明するために、固定資本と流動資本との区別を持ち出しているにすぎない。
賃金・・・経済学の用語でいえば、前貸しすると言うことである。実際には事柄は逆である。労働者が支払いを受けるのが毎週であるか、毎月であるか、毎三ヶ月であるかにしたがつて、彼が資本家に自分の労働を一週、一ヶ月、または三ヶ月のあいだ前貸しするのである。 p320
(1)固定資本と流動資本との区別が、生産資本と商品資本との区別と混同される。
(2)すべての流動資本が、労働賃金に投ぜられるかまたは投ぜられるべき資本と同一視される。
(3)流動資本対固定資本の区別と混同されている可変資本と不変資本との区別が、最後に、全く流動資本と固定資本との区別に帰着させられる。
(4)最近の経済学者たち・・・固定資本と流動資本との区別が、当座預金と通知預金との区別に転化されている。 p335

第一ニ章 労働期間 p336
労働日・・・一〇時間の労働過程、度々出てくる一〇時間、当時は一般的だった?
個別資本家のほかに結合資本家(株式会社)が現れる p545
大陸の言い方 
請負業、p344 不動産業かデベロッパー 
第一三章 生産期間 p351
労働期間は常に生産期間である、・・その逆に、資本が、生産が生産過程にあるすべての期間が、必ず労働期間とは限らない。
三圃式農業 p357
造林 p358
生活手段高 p360、潜在的生産資本 p361

第一四章 流通期間 p366
資本の回転期間は、その生産期間とその流通期間との和に等しい。 
羊毛 p375
ホップ p376
第一五章 回転期間が資本前貸の大きさに及ぼす影響 p379
ここでは、資本が連続的に回転する場合の回転期間と労働期間、流通期間の関係を数字で説明している。
数字で書かれればわかり易いはずなのだが、理解に時間がかかる。
資本T、資本U p386
第一節 労働期間が流通期間に等しいばあい p393
社会的資本、私的資本 p398
第ニ節 労働期間が流通期間より大きいばあい p399
労働期間および流通期間が交替し合うのではなく、交錯 
資本の遊離 
残りの三〇〇ポンドは、次の労働期間のために遊離している p40、遊離資本が資本として働いていない期間のことか。
第三節 労働期間が流通期間より小さいばあい p407
第四節 結論 p415
マルクスは・・・数の計算、ことに商業上のそれにはなれていなかった、 p422
産業資本のかなり大きな一部分がつねに貨幣形態照らし存在せねばならず・・・p424
第五節 価格変動の影響 p424
流通に投ぜられた貨幣量が減少・・第一、第二 追加貨幣資本として貨幣市場に現れ・・、第三 価格が・・下落・前貸資本の一部は消失・・高騰・資本の遊離 p426
株式が売られたり、預金が引出されたり p433
第一六章 可変資本の回転 p437
第一節 剰余価値の年率 p437
第一五章で数字で説明されるとわかり易いはずなのにわかりにくい、思ったが、この節は数字があるのに更にわかりにくい。
ネツトで、「第2巻第2篇資本の回 転第1節剰余価値の年率その1」を読んでわかったような気分になった。
資本T 資本U p439
一年間に生産される剰余価値総量の比率を、われわれは剰余価値の年率と呼ぶ p440
資本A 資本B p441
剰余価値の年率 p453
剰余価値の年率M'、現実の剰余価値率m'、前貸可変資本v、回転数n
M'=m'vn/v=m'n、したがってM'=m'n、M'=m'であるのは、n=1の場合 p454
資本C p455

第ニ節 個別可変資本の回転 p458
代置された価値 p463
剰余価値の生産は、充用可変資本大きさと労働の搾取度との如何にかかっている。 p465
第三節 社会的に考察された可変資本の回転 p465
社会を資本主義的ではなく共産主義的なものと考えるならば、 p468、共産主義という言葉、初めて出てきたのではないか?
第一七章 剰余価値の流通 p475
退蔵貨幣 p479
A、B、
第一節 単純再生産 p484
可変貨幣資本の支出の増加は・・労働者の手にある貨幣手段の量がそれだけ増加・・商品需要が増大・・諸商品の価値の騰貴となる p506
労働賃金の上昇は、商品謄貴の結果であって、原因ではない。 p509
第ニ節 蓄積と拡大再生産 p514
新たな問題を提出するものではない 
x100・・・労働者階級階級が・・資本家階級の剰余価値の表示されている生産物部分を買うことを、決して可能ならしめうるものではない。 p520
蓄積される潜在的貨幣資本は、@銀行預金・・A国債証券・・B株式。・・配当請求券 p621

岩波文庫五冊目
第ニ巻 資本の流通過程(続)
第三篇 社会的総資本の再生と流通 p9
第一八章 緒論
第一節 研究の対象
生産資本、貨幣資本、商品資本 p12
したがってこの社会的総資本の流通過程が、考察されねばならない。 p13
第ニ節 貨幣資本の役割 p13
第一九章 研究の対象にかんする従来の諸説 p21
第一節 重農学派 
第ニ節 アダム・スミス p26
一 スミスの一般的観点 p26
総所得と純所得 p28
二 スミスによるv+mへの交換価値の分解 p38
四 アダム・スミスにおける資本と収入 p51
五 要約 p62
労働賃金、利潤、地代という三つの収入が、商品価値の三つの「構成部分」をなすというつまらない定式 
   第三節 スミス以後の論者たち p69
リカード、ラムジー、セイ、プルードン(アナーキストのプルードンか)、シェトルヒ・・
(第一九章は、大体アダム・スミスは読んでないし、目を通しただけ。)
第ニ〇章 単純再生産 p73
単純再生産なるものは、・・一切の蓄積または拡大された規模における再生産が存在しないということは、資本主義的基礎の上では奇妙な仮定である。 p77
第一節 問題の提起 
第ニ節 社会的生産のニ部類 p78
T 生産手段の生産、U 消費手段の生産 p80、工作機械の製造を考えればよいか?
総生産は、T生産手段、U消費手段のニ大分類
資本はふたつの構成部分、(1)可変資本 労働賃金の総額、(2)不変資本、生産に充用される一切の生産手段の価値、固定資本(機械、労働用具、建物、役畜等)と流動不変資本(原料、補助材料、半製品等)
第三節 両部類間の取引。第一部類内のv+m対第ニ部類のc  p82
第一部類の1000v+1000m・・は第ニ部類の2000c・・と交換される。、第一部類の流動不変資本を前提にしたがつて除外(p81)、が納得し難い。
単純再生産においては、・・T(v+m)=Uc p88
第四節 第ニ部類内の取引。生活必需品対奢侈品 p88
Ua 生活必需品の生産
Ub 奢侈品の生産
複雑に展開されているが、Ua.Ub間の交換があり、所詮、mは資本家に還流する。
アダム・スミス流 p98
うんざりするくらいマルクスの緻密性のある節である。
第五節 貨幣流通による諸取引の媒介 p103
三、四節がまとめられたような感じで比較的わかりやすい。
媒介するのは、当然貨幣で貨幣制度と資本制度を別物として考える。
流通貨幣の大量は、銀行等の形態で組織され集積された貨幣本部類に属する。 p106
現実の経過はふたつの事情によって不明瞭・・(1)産業資本と貨幣資本が、特殊の種類の資本家の操作の対象・・、(2)剰余価値が種々の範疇に分かれ・・ p120
第六節 第一部類の不変資本 p120
第一部類の不変資本は、製鉄所にいくら、炭鉱にいくらというように、種々の生産手段生産部門に投ぜられている種々の資本群の一団として存在する。 p123
第七節 両部類における可変資本と剰余価値 p125
年々生産される消費手段の総価値は、年間に再生産された第二部類の可変資本価値プラス新たに生産される第二部類の剰余価値(すなわち、第二部類で年間に生産された価値に等しい)プラス年間に再生産された第一部類の可変資本価値および新たに生産された第一部類の剰余価値(すなわち、プラス第一部類で年間に生産された価値)に等しい。
U(c+v+m)=T(v+m+(m))+ U(v+m+(m))、こんな感じか?
U=2000c+500v+500m =T(1000v+1000m)+U(500v+500m)=3000
必要労働:1500v、剰余労働:1500v p126
新生産物 p126
価値形成労働 p131
第八節 両部類における不変資本 p131
この節では、貨幣ではなく労働日で考察して行く。前節の続きのような
一年間の労働時間は10時間×6日×50週=3000時間
個別資本の・・・現物形態において再生産  p136
社会的総資本の生産物のばあいには・・・
第九節 アダム・スミス、シュトルヒ、ラムジーへの回顧 p138
シュトルヒ、ラムジーを一部評価
第一〇節 資本と収入。貨幣と労働賃金 p143
・・年生産物以前から存在する価値から年生産物に移された価値であり・・p144
可変資本は、資本家の手中では資本として機能し、賃金労働者の手中では収入として機能する。 p146
一方にとって不変資本であるものが、他方にとっては可変資本と剰余価値・・ p149
第一一節 固定資本の補填 p162
決して修理代と混同されてはならない。 p163
貨幣沈殿p164、この退蔵貨幣貨幣形成は、・・資本主義的再生過程の一要素である。 p165
一 貨幣形態における摩損価値部分補填 p168
われわれは事柄の発端から始めるのではない。それは、多くの年の流れの中の一年である。p169
摩耗補填分 200c(d)  p172
二 固定資本の現物補填 p178
全体として死滅した固定資本の現物補填の遂行
固定資本を現物で補填する部分を「第一部分」・・固定資本の摩損価値を貨幣形態で積み立てる部分を「第ニ部分」
三 結論 p192
理解力がないので、結論が見えない。
第一部分と第ニ部分のバランスか崩れると恐慌が起こるということか

第一ニ節 貨幣材料の再生産 p197
金の生産でわかり易くなっているかと思っていたが、金鉱山から、金の延べ板の製造なのか、貨幣の製造なのか、はっきりしないところがあって、返って理解し難い。
退蔵貨幣 p201
(3)金銀を生産する資本家・・・退蔵貨幣を除く全余剰価値が、貨幣として流通に投ぜられる。 p210
(4)
(a)奴隷制度・・労働力の購入に支出される貨幣資本が、・・固定資本の貨幣形態という役割をえんずる。p212
第一三節 デステュット・ドゥ・トラシの再生産論 p214
資本家階級が、たとえば100ポンドを労働者に賃金として支払い、次に同じ労働者が同じ資本家階級から100ポンドの価値ある商品を買い、したがって、資本家が労働力の 買い手として前貸しした100ポンドという額が、労働者に100ポンドの商品を売ることによって彼らに還流すれば、それによって資本家は富を増すというのである。 p217
ブルジョア的痴呆も、ここに至っては至極の幸福である! p228
しかし、消費について考察するのは面白い、誰が何をどれだけ消費するのか、これも資本主義の要点だろうと思う。消費がなければ始まらない。
第二一章 築席と拡大再生産論者 p214

100mが、生産資本の現物要素への転換によって、追加的不変資本に、転化される。(1)この額で十分、(2)拡大された規模における生産が、事実上すでに行われている、前提  p230
潜勢的な新たな貨幣資本であるAのこの退蔵貨幣が、追加的社会的富でない・・ p231
金生産・・・潜勢的な新たな、貨幣資本の貨幣材料を増加させるのである。 p232
第一部類と第二部類における蓄積は区別されねばならない。 p233
第一節 第一部類における蓄積 p233
一 貨幣退蔵 p233
A、退蔵貨幣・・・第一部類の不変資本の一要素の現物形態である。すなわち、それは生産手段の生産手段という範疇に属する。p235
B.B'',B"・・・商品のみを流通から引き上げ・・・固定または流動要素として、B.B'等の不変資本に入る。 p236
二 追加不変資本 p240
A・・追加的潜勢的貨幣資本を、形成する。
B.B'.B"等の て出、初めて追加不変として機能する。
信用制度と「証券類」において、その努力の目標を見出す。これによって貨幣資本は、さらに別の一形態で、資本主義的生産制度の進行と強力な発展にたいする至大の影響力を与えられる。p244
貨幣資本の分裂・・・新たな一事業への投下 p244
三 追加可変資本 p240
それが転化されるべき労働力をつねに見出す、
金生産者は、・・彼の剰余生産物を売ることを要しない。
第ニ節 第ニ部類における蓄積 p248
Bの過剰生産、Aが500mを消費しない、商品が余ってしまう、ダブつくことか p250 p252
第二部類の拡大再生産は難しいということか。
所与 p256
第三節 蓄積の表式的説明 p255
表式a p255
表式b p256
第ニ部類の376mの1/2は188、1/4、48が可変資本に、140が不変資本に、
第ニ部類は、第一部類の140mを現金で買わねばならず、
第ニ部類における貨幣源泉は、どこに湧き出るのか? p259
マルクスの解答はないのだ、参ってしまった。
拘る必要はないな。
一 第一例 p262
A 単純再生産の表式
B拡大された規模における再生産のための出発表式
マルクスの 七面倒くさいが、説明に納得。
マルクスは数字が苦手、???
二 第ニ例 p270
可変資本と不変資本との一般的平均比率が1:5と仮定_場合
三 蓄積における第ニ部類cの取引 p279
蓄積率は1/2m、蓄積された資本の可変資本と不変資本に分かれる比率・・変動 p280
(1)第一部類のv+1/2m=第ニ部類のc、 (2)第一部類のv+1/2m>第二部類のc、第ニ部類のcに、第ニ部類のmの相当部分が付加→蓄積→不変資本の増加→可変資本の増大
(3)第一部類のv+1/2mが、第ニ部類のcより小さい場合、第ニ部類は不足を購入、完全に再生産されるのだから、可変資本の蓄積を必要としない。
単純再生産は・・・p281
第ニ部類のcが、第一部類のv+mより大きい→第ニ部類の過剰生産
その資本が第ニ部類から第一部類に移されるという結果をもつような一大恐慌 
第四節 補遺 p263

たかだか2頁だけど、読むのに何日も架かった。
金生産者の貨幣退蔵に関わる記述である。
きちんと読んだわけでもないのに、第ニ巻は疲れた。

資本論3


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